怪奇大作戦 第18話「死者がささやく」 [怪奇大作戦]

●・第18話「死者がささやく」

監督 仲木繁夫  脚本 若槻文三 特技 的場徹

出演  岸田森 勝呂誉 松山省二  原保美 小橋玲子 小林昭二
ゲスト出演 牧紀子 岩本弘司 景山泉

協力 「熱川ハイツ」

◆・ストーリー

 旅行中の夫婦が海岸で警部補の水死体を発見するが、その直後から、殺された
警部補の恨み声が聞こえ、やがて幻覚までもが見えてくる。
 夫はアリバイがあるが「指紋」その他の物的証拠が揃っている為に犯人扱い
されてしまい、なんとか逃げ延びてSRIに助けを求めて来る。三沢は疑ったが、
SRIの科学捜査の成果で冤罪であることが証明されて、事件の裏には地下組織が
関わっている事が判明するが、意外な展開となり迷宮いりとなってしまう。


◆・レビュー

 的矢所長(原保美)が今までは普通のオヤジ風だったのが、あご鬚を生やし始めて
みると精悍でダンディーな男前に見えてしまう。なんだか中高年向けのファッション
雑誌のモデルみたいだ。これが、この回の最大の収穫である。

 世の中に同じ指紋の人間が二人居る事もあるというのが、この事件の核心部分なの
だが、それをどうやって実証するかがSRIの腕の見せ所であったが、実に好都合な
新製品?が現れて無事解決するものの「指紋が犯罪操作の決め手にならない」という
斬新なシチュエーションが成立するには、なるほどと納得する単純な証拠品だと思う。
 事件の発端となった警部補殺人事件の方は、さしものSRIも肝心の捜査資料が少
なく、地下組織の解明も未解決のままで、必ず決着しないという展開で終わるが、
これは現実的な終わり方といえよう。

★・点数60点
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