ウルトラQ・第23話「南海の怒り」 [ウルトラQ]

第23話「南海の怒り」

監督 野長瀬三摩地  脚本 金城哲夫 特殊技術 的場徹

出演 佐原健二 桜井浩子 西條康彦 田島義文
ゲスト出演  高橋紀子 久保明  上田忠好 石田茂樹 

協力 こどもの国

スダール

◆・ストーリー

 第5太平洋丸がミクロネシア付近で消息を絶った。
その周辺は島々の住民から「死の海」として恐れられている場所だった。
実は島の守護神として外敵の侵入を防ぐスダールという大ダコが居たのだ。
遭難して生き残った漁師(久保明)と取材に向かった万城目ら3人は、
協力して大ダコを退治して事なきを得る。

◆・レビュー

 美人で可愛い高橋紀子が島の娘「アニタ」役で出演しているのが、ファンの間では
有名な回である。ここではまだ初々しさがあるが、東宝アクションやコメディー映画では、
さらに良い女になって出ているので、気に入った人は過去の作品を探す事をお勧めする。

 爆雷攻撃とはいえ、夜間爆撃は正確性の問題と、成果判定まで時間がかかる為に、
相手から空中への反撃が皆無か軽微ならば、通常は昼間爆撃を行うのだが、
ここでは照明弾も投下せずに水中への爆雷攻撃を敢行する。全く無謀な作戦といえよう。
 爆雷の直撃を浴びても死ななかったスダールだが、モリが急所に刺さって死ぬ。
これまたウルトラQらしい怪獣退治の結末で終わる。
 ただ腑に落ちないのが、スダールは島の守護神として外敵が島に接近するのを防ぐ役割
を負っているのならば、島民とは持ちつ持たれつの関係になるはずで、害悪ではなく必要悪
のような物ではなかろうか。その辺りの位置づけが曖昧になってしまったのが残念だ。
 
◆・点数70点
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