ウルトラマン 第9話 「電光石火作戦」  [ウルトラマン]

◆・第9話 電光石火作戦

監督  野長瀬三摩地  脚本 山田正弘 特撮 高野宏一

出演 ムラマツキャップ(小林昭二) ハヤタ(黒部進) アラシ(石井伊吉)
    イデ(二瓶正也) フジ(桜井浩子) 星野少年(津沢彰秀)

ゲスト出演 佐藤英明 山村哲夫 

ウラン怪獣ガボラ

◆・ストーリー

 台風に直撃された河口湖、キャンプ中の少年団が孤立した中、突然ウランを食べる
怪獣ガボラが現れる。ガボラはウランを見たら【キチガイ】みたいに暴れだす性質がある
危険な怪獣なのだった。科特隊は、ウラン貯蔵庫からガボラを遠ざける作戦と少年救出を
同時進行するという状況になり、万事休すとなった所にウルトラマンが現れる。




◆・レビュー

 実に奇妙で不思議で、非常識なストーリーである。仕分けにかけて、バッサ、バッサと
切り捨てたくなるような事象が次々と起こるのだ。ウラン貯蔵庫が危ないという緊急事態にも
関わらず、ヴィートルではなく、車で出動して現地に向かうのだ。
 道路が寸断されているのだから、垂直離着陸が可能なヴィートルで行くのが筋が通っている。
また出動した警察官、自衛隊員は放射能防護の対応を全くしていないのはどういう理由からか。

 怪獣が現れた途端、すでに「ガボラ」と言う名前が付いており、特徴も判っている。
という事は以前にも、どこかに現れて猛威をふるった可能性があり、少年団の子供達も、
一目見て「ガボラ」と判ったのだから、かなり有名な怪獣と判断出来る。
 その時の資料やデータ、被害状況などもそろっていると推測される。
少なくとも「ウランを食べる」「放射能を吐く」ことは判っており、現にムラマツキャップが
【ウランを見たらキチガイのように暴れだす】と発言している。
当然の事として、ウラン貯蔵庫周辺は対策を講じていなければ、行政当局の責任を追及
されるだろう。それなのに予防策も対策も全く立ててなかったのは、どういう事なのだろう。
ガボラが「キチガイのように暴れだす」シーンが無かったのは本当に残念だ。

★・点数5点

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