ウルトラマン 「第12話 ミイラの叫び」 [ウルトラマン]

◆・第12話 ミイラの叫び

監督 円谷一   脚本 藤川桂介  特撮 高野宏一

出演 ムラマツキャップ(小林昭二) ハヤタ(黒部進) アラシ(石井伊吉)
    イデ(二瓶正也) フジ(桜井浩子) 星野少年(津沢彰秀)

ゲスト出演 平田昭彦 奥村公延 稲吉靖

ミイラ怪獣ドドンゴ ミイラ人間

 ◆・ストーリー

 丘陵の洞窟から7000年前のミイラと怪獣が発見された。
岩本博士(平田昭彦)らによってミイラは調査の為に科学センターに運び込まれたが、
雷が落ちて目覚めると暴れまわり犠牲者が続出し、センターは混乱する。
なんとか殺害するが今度は怪獣が復活して動き出す。
ウルトラマンが登場して怪獣を倒すが、後味の悪い事件であった。


◆・レビュー

 円谷プロの持つ特撮技術の高さを象徴するような出来栄えという点では高く評価されるが、
内容的には、どうしょうもなく暗い。そして凄く重い。また悲しくて理不尽である。
世間には、何でもかんでも暴けば良いというものではなくて、時には、ひっそりと誰にも
知らされず眠らせてあげた方が良い事もあるのを教えてくれる点では、ほかの回とは異質な
内容と教訓となっていて、子供の教育には好ましいと思う。
 ミイラと怪獣の立場に立ってみたら、長い間眠っていたのに、かってに目覚めさせられて、
実験台にされて、いじくられて検査されて、戦闘状態になる切っ掛けを作ったのだから、
悪いのは人間なのだ。人間の身勝手さ、自己中心の生き方に対する警告ではないだろうか。

若かりし頃の奥村公延が警備員役で出演している。

★・点数60点

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