ウルトラマン 第35話 「怪獣墓場」 [ウルトラマン]

◆・第35話 怪獣墓場

監督 実相寺昭雄  脚本 佐々木守  特撮 高野宏一

出演 ムラマツキャップ(小林昭二) ハヤタ(黒部進) アラシ(石井伊吉)
    イデ(二瓶正也) フジ(桜井浩子)

ゲスト出演 奥野匡 斎藤三勇 石川隆昭 田村奈己 永井英明

亡霊怪獣シーボーズ

◆・ストーリー

 科特隊が宇宙パトロールに出ていると「怪獣の亡霊」に遭遇する。
科特隊とウルトラマンによって退治されて宇宙へ飛ばされた怪獣達で、
「怪獣墓場」の様相を呈していた。
 そんな中、今まで一度も見た事が無い怪獣を月ロケットが引っかけて地上に戻って
来てしまうアクシデントが発生する。宇宙のウルトラゾーンへ帰りたがる怪獣を、
科特隊とウルトラマンは、送り返そうと試みるが中々上手くいかない。



◆・レビュー

 実相寺監督のユニークさがここでも出ているのだが、さすがに今回はやり過ぎだ。
怪獣は何処に行っても嫌われるのは当たり前で、子供達のアイドルやペットや仲間の
ように扱われる方が狂っている。怪獣は姿や形が違って、力があり過ぎるから嫌われる
のではなくて、根本的に人類とは共生できない生物だ。
 容姿が醜いとか体臭が臭いとか、それで差別やイジメにあっている人間のような捉え方を
してはいけない。理解可能な共通の言語も手段もないし生活習慣も何もかも異なる。
怪獣が暴れたおかげでどれだけの都市がインフラが破壊されたか。修復、復興させる為には
膨大な費用と人力が必要だし、相当な人的被害が出ているだろう。人間の生活基盤に大きな
悪影響を与えたのは確実である。
 また科特隊も、市街地で平気で武力行使して破壊の一端の責任があるのだ。
損害賠償や見舞金は莫大な金額になるし、訴訟を起こされてもいるだろう。
そんな中で怪獣に同情したり憐みを感じたり、哀悼の意思表示を行う余裕などないはずだし、
自分の家を壊されて家族を殺された一般大衆の感情を考慮したら、怪獣供養など、
とんでもないのが判ろう。

 供養する奴はキチガイとして精神病院へ叩き込むか、人的、物的被害にあった犠牲者や
遺族達によって、リンチ虐殺されねばならない。

★・点数10点(田村奈己が出てなければ0点どころかマイナスである)
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