エコエコアザラク TV版 第11話「イビルアイ」 HECATE Ⅱ [エコエコアザラク]

第11話「イビルアイ」 HECATE Ⅱ

監督 服部光則   脚本 村井さだゆき

出演 佐伯日菜子  麻生麻宮子   安藤あき子 曽 達人 
    落合瑠美  萩原ひとみ  三森あおい 根本真由美

特別出演 山本陽一

◆・ストーリー

 ミサと知り合えた京介(山本陽一)は、ミサに大森(曽 達人 )の居場所を占いで
探してもらうが判らない。どうやら居場所は隠されているらしい。喫茶店を出ると、
街中に流されている音楽が、ミサには聞こえるが細野には聞こえないという。
実はウオークナビから音楽が聞こえるのは特殊な能力を持った者だけで、一般人には
街の情報が聞こえるようになっていたのだ。京介は自分宛てに送られていた大森の
メールから、エコーの女社長「吉山純子」(麻生麻宮子)の恐るべき正体と悪魔性を
知らされる。
 ミサは街中に張り巡らされた記号(結界)の意味を理解するが、大森の妹・弓恵
(萩原ひとみ)と共に、ヘカテの手下達(落合瑠美)に拉致されてしまう。

◆・レビュー

 ミサと知り合った京介、この回も京介を軸にして、大森探しのストーリーが展開される中で
、大森のヘカテとの単独での孤立無援の闘いの序曲が語られている。
 大森の持つ不思議な能力が明らかになり、この回では最終局面に向けた新たな展開が
始まる。大森は先祖代々、蛇眼(西洋名イビルアイ)と呼ばれる不思議な能力を持つ家系で
、異形の輩を幻視する能力があり、吉山純子の本当の正体が見えるばかりか、ミサの占い
から隠れる能力もある。
 
 その正体こそ、暗黒の闇を司る女神をヘカテであり、闇に生きる者は、あまねく、その支配を
受けるとされているらしい。大森は、そのヘカテのおぞましい異形の姿を観ても知らぬふりを
決め込むのだが、自分の身の危険を察知して失踪したのである。
大森だけではなく、ミサもまた自分の周辺に危機が迫っている事に気がつく。

 特別な能力を持っているばかりか、警告し対策を立てて相当に効果的な闘いを挑む人物
(大森)を登場させた事で、この「ヘカテ」3話は、歴史上の人類と闇の世界との関わりや、
悪魔との対決という点でスケールの大きな内容で見応えがある作品として高く評価したい。

 ウオークナビは名前の通り、建前は各種情報を教えてくれるのだが、真の目的は
「能力者を集める為のレーダーかソナーのような物である。一見便利で皆から支持され
喜ばれる物や事象が、実は、危険な方向に誘導される物であり、気が付いたら利用されていた
というケースはよく見られるのだが、ここでは能力者集めと狩りに利用されていたのである。

★・点数・100点


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