エコエコアザラク TV版 第16話「受胎」THE PROGNANT [エコエコアザラク]

第16話「受胎」THE PROGNANT

監督 上野勝仁  脚本 林荘太郎  脚本監修 梶研吾
  
出演  佐伯日菜子  趙方豪   高木均
      三浦早苗   原田志乃  後藤理絵   バーディー岡野


◆・ストーリー

 特殊な能力を持った若い女性ばかりを狙った猟奇殺人が連続する。
共通しているのは、性行為が無いにも関わらず妊娠させられた上に、
まだ未成熟な胎児を取りだされるという気味が悪い残酷な殺され方と、
カウンセラーの小杉麗奈(後藤理絵)のカウンセリングを受けていた事だった。
実は麗奈は、すでにこの世のモノではなく、何者かに操られていたのだ。

友人を次々に失い、自身の身にも危険が迫った事を感じた「瑞紀」(三浦早苗)は、
都市伝説となっているミサを呼び出すが、同様に能力者であるミサの身も安全
とはいえなかった。事件の背後に不穏な動きを感じたミサは、事件を解決した後に
「伯父さん」(趙方豪)の元を離れ、単身、闘う覚悟を決める。




◆・レビュー

 ついに、死んだ人間を自由に操れる強大な力を持った何者かがミサを狙って本格的に
動き出してきた。ラストのクライマックスに向けて、ドラマはヒートアップしてゆき、新たな
展開に移っていく事になる。
麗奈が、ミサに言う言葉、「我に服従を誓い、魔力のすべてを差し出せ」実は、この言葉が
「エコエコアザラク」物語全体の終盤に重要なキーワードとなる。まだこの時点ではハッキリ
しないが、死人を背後で操る何者かの目的と真意が込められている。
 行く先々で不思議な事件を解決してきたミサだが、ここからは、自分自身が直接の当事者
として関わる事になる。そしてドラマはミサを巡って新たな局面を迎える。

 この回は、ビジュアル的に気味の悪いシーンが描かれる。エコエコアザラクらしい、
おどろおどろした雰囲気が出ていて良いと思うのだが、血やウジ虫などに嫌悪感を持つ人は
覚悟して観てもらいたい。
 三浦早苗は他のドラマやCM等に時々出演しているようだが、
この回では、気味の悪いカウンセラー役を演じた後藤理絵に期待したい。オドロオドロしさを
漂わせる演技と容貌はホラー向きで、ホラー物には欠かせない役者に成長して欲しいと望む。

★・点数80点
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