ウルトラマン 「第22話 地上破壊工作」 [ウルトラマン]

◆・第22話 地上破壊工作

監督 実相寺昭雄  脚本 佐々木守  特撮 高野宏一

出演 ムラマツキャップ(小林昭二) ハヤタ(黒部進) アラシ(石井伊吉)
    イデ(二瓶正也) フジ(桜井浩子) 星野少年(津沢彰秀)

ゲスト出演 福田義之  丸山謙一郎  フランツ・グルーベル 
       アネット・ソンフューズ 

地底怪獣テレスドン 地底人

◆・ストーリー

 パリ本部から特別の任務を帯びて、アンヌ隊員が来日した。
ハヤタがアンヌと共にパリ本部へ出発したが、その直後に東京地区の電波が妨害されて、
ハヤタの乗ったヴィートルが行方不明になってしまった。実はアンヌは地底人が送り込んだ
工作員だったのだ。ウルトラマンの正体を知っていた地底人は催眠術でハヤタを乗っ取り、
ウルトラマンを自由に動かし、地上に送り込んだテレスドンと共に地上破壊作戦に出てくる。



◆・レビュー

 宇宙人や怪獣では無くて地底人からの攻撃という設定が新鮮である。
これもまた実相寺監督の発想ではないかと思う。子供の頃、初めて観た時に、
地底人がサングラスを外すと眼が無い外国人の顔が怖かった人も居るのではないか。
単純に地底人と言うだけではなく、こういうメイクをするだけで随分と印象が違ってくる。

 テレスドンが地上に出現して暴れまくっているのは市街地である。
にも関わらず、あれだけ大量にナパーム弾を集中投下したならば、テレスドン周辺は、
文字通り焼け野原となり、高熱で建物も道路も、凄い事になっているだろう。
大火災が発生して都市機能は完全にマヒしまう危険性が高い。
第19話では、宇宙考古学の権威として登場した福山博士(福田義之)は、電波関係
にも相当に詳しいようだ。

非常に興味深いのが「ハヤタが意識を失っていてもウルトラマンには関係ない」事が
判明するのだ。これを覚えておくとウルトラマンとハヤタの関係や、ドラマのストーリー
の理解も深まる。

★・点数50点
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