ウルトラマン 「第24話 海底科学基地」 [ウルトラマン]

◆・第24話 海底科学基地

監督 飯島敏宏  脚本 藤川桂介  特撮 高野宏一

出演 ムラマツキャップ(小林昭二) ハヤタ(黒部進) アラシ(石井伊吉)
    イデ(二瓶正也) フジ(桜井浩子) 星野少年(津沢彰秀)
 
ゲスト出演 高橋正夫 可知靖之 橘 翼 ハロルド・コンウエイ エルビラ・フビ

深海怪獣 グビラ

協力 よみうりランド

◆・ストーリー

 海底資源開発の目的で海底センターが建設されてセレモニーが開かれた。
ムラマツ隊長ら4人が海底センターに入所した所でアクシデントが発生して
閉じ込められてしまう。脱出の目処も立たず酸素が減少する状況の中で、
救助に向かった科特隊員に、突如現れた怪獣が襲いかかって来る。


◆・レビュー

 海中を舞台に設定して、海底の施設に閉じ込められしまい、どうやって耐え忍び、
生きて戻るための努力と忍耐をするかを取り上げて、更に怪獣とも闘うという内容に
したかったのだろうが、星野少年と外国人のガキが、物判りの良いお子様として登場した
時点で、どうしょうもないお子様ランチになってしまった。
 それとは対照的な、横柄で我がままなジジイが出て来るが、酸素が足りなくなっていく
状態なのだから、ネクタイ外して少しでも楽になれと言いたい。

 いくら新築のセレモニーといっても、普通、このような施設に遠隔操作ではなくて、
作業員が従事しているはずなのに、誰も居ない無人施設で、緊急時の連絡手段や
脱出手段の確保などが準備されていない等とは荒唐無稽である。
 そもそも、海底資源開発目的の施設の開所セレモニーなのに、なんで「科特隊」が
関わっているのだろう?担当のセクションが違う、管轄外ではないか。
専門の案内人や技術者や広報担当者が居るはずだ。

 ウルトラQでもそうだったが、この当時の子供を対象とした特撮物には、意味不明の
状況設定や管轄外での活動などが多々あった。それだけ脚本がいい加減デタラメ、
支離滅裂だった物が多く、しかも容認されてしまったのが、今になって考えるとSF作品の
地位や評価を高め「市民権を得る」上で、大きな弊害となっていたとは考えられないだろうか。

 グビラは深海生物なのに、地中でも、地上でも、海中と同様の動きで暴れまわるのが凄い。
特に地上では飛び跳ねることも可能なのだ。両棲類とした方が良かった。

★・点数10点
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