怪奇大作戦 第19話「こうもり男」 [怪奇大作戦]

●・第19話「こうもり男」

監督 安藤達巳  脚本 上原正三 特技 大木淳

出演  岸田森 勝呂誉 松山省二 原保美 小橋玲子 小林昭二
ゲスト出演 三田登喜子 手原弘子 伊藤惣一

◆・ストーリー

SFIの所員達がオフィスを出たとたん、突然多数のこうもりに教われる.
かって的矢に逮捕された事を逆恨みして復讐を企てる岩井の仕業だった。


◆・レビュー


 犯人は携帯用の小型ジェットを背負って空を飛び、コウモリはリモコンで操作する
精巧なロボットだ。刑務所を脱走したという設定の人物が、これだけの開発費と製造
に要した資金は一体何処から入手したのか。警察や世間の眼を逃れて、一体どこで
研究や製造やテストをしてたのか?誰かスポンサーが居たのだろうか?
どうしても気になってしまうのだ。
 
 これだけの物を実用化する頭脳と製造手段を保有しているならば、また違った形の
復讐が出来たのではなかろうかとも思うのだが、天才犯人の考えている復讐方法は、
我々、凡人には理解できない物がある。やはり「天才とキチガイは紙一重」なのである。

 しかも変装の名人である。これがすごい。容姿体型が明らかに異なる自分の妻に
変装しても、SRIのスタッフは誰も見破れず、研究所への侵入を簡単に許し手玉に
取られてしまうのだ。なるほど、SRIには変装の専門家は居ないから、この部分は
盲点になっているのだろうか。

 サスペンスドラマの要素が強すぎて、「怪奇大作戦」というより、普通の刑事ドラマの
ような構成となっており、全26話の中では、一番面白くない物語になっている。

しかし、そのお陰というか何というか、次の20話以降の話が見事に引き立っている
のだから、そういう意味では貢献している。

★・点数 10点
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