ウルトラQ・第4話「マンモスフラワー」 [ウルトラQ]

第4話「マンモスフラワー」

監督 梶田興冶  脚本 金城哲夫 梶田興冶  特殊技術 川上景司
出演 佐原健一 桜井浩子 西條康彦 江川宇礼雄 
ゲスト出演  高田稔 堺左千夫 雨宮貞子 丘照美 中山豊

◆・ストーリー

 都会の真ん中でビルが破壊され、地下や皇居のお濠から吸血植物の根が出現して人々を
襲ってきた。マンモスフラワーである。やがて蕾となり花弁を開き毒花粉をまき散らし始めた。
植物への対応をめぐり、一の谷博士と植物学者の源田博士(高田稔)の意見が違い、作戦が
挫折しかかるが、源田博士が誤ちに気づき、空中から必殺の炭酸ガス固定剤を投下~噴射する。



◆・レビュー 

 マンモスフラワー退治には自衛隊が出動しているが、空自の戦力が温存されており、
Ⅰ機の損害も無いのに、民間航空会社の飛行機とパイロットを利用して攻撃を仕掛ける
など絶対に有り得ない。セスナを万城目淳が操縦して科学者が投下するのだが
農薬の噴霧とは違うのだ。万城目は軍人だったのか?
 
 また「空挺隊発進」という命令も異様で、「攻撃隊」と言うべきだ。空挺というのは
一般的には落下傘部隊の事を指す。初期のゴジラ映画、例えば「モスラ対ゴジラ」でも
航空機やヘリによる攻撃の際に「空挺隊」という言葉が使われていたのだが、
当時の時代背景として「攻撃」という言葉を使用するのに抵抗があるのか。
それとも間違った使い方をしているのか、どちらかであろう。
 
 「自然界の生命のバランスが崩れた時、可憐な草花でも怪物化する」という
ナレーションが脳裏に残る名言となっている。もしバランスが崩れたら、
日頃は脅威ではない人畜無害で可愛らしい物であっても、恐るべき存在に変身する
可能性があると示唆している。

◆・点数60点
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