ウルトラQ・第7話「SOS富士山」 [ウルトラQ]

第7話「SOS富士山」

監督 飯島敏宏 脚本 金城哲夫 千束北男  特殊技術 的場徹
出演 佐原健二 桜井浩子 西條康彦 
ゲスト出演 金井大 高橋英志郎 市川和子  晴野チック・タック

岩石怪獣「ゴルゴス」

◆・ストーリー

 噴火の危機が囁かれる富士山の麓で、突然、池の中から岩石の塊が吹き出てくる。
爆破して粉々にしたが、不思議な事に集結~合体して怪獣に変身する。
実は岩石は怪獣で人々を襲い始める。
その怪獣に対して、樹海に住み着いている和製ターザン、タケルが一騎打ちの戦いを挑む。
◆・レビュー

 ウルトラQ以降の怪獣映画と比べて、もしかしたら非常に現実的な描写かもしれない。
第5話のぺギラの時のナレーションでは、どんな動物にも嫌いな物が一つあると表現
しているが、怪獣だって生き物である以上、必ず弱点や急所があるはずで、そこを突けば
超科学兵器が無くても、単純な方法でも怪獣を倒せるのだとタケルは証明して見せて
くれたのだ。まるで怪獣退治の原点のようなものである。

 火山帯の活動が北上すると富士山が危ない。富士山の噴火が近い。
なんと今から44年前にも同じような事が言われていたのが判る。
いざという時に備えて44年間の準備期間があったという事だが、
そう考えると空想特撮番組といってもバカに出来ないのが判るではないか。
問題なのがゴルゴスの鳴き声にゴジラを使ってる事だ。
このような使いまわしはファンをシラけさせるから辞めてほしい。

 題名は「SOS富士山」となっているが、
主役は幼いころに樹海で行方不明となり住み着いたとされている和製ターザンのタケルだ。

 子供達が作った打ち上げロケットに、いかにも田舎の駐在のお巡りさんといった雰囲気を
醸し出している愉快な警察官など、人間味が溢れて遊び心が散りばめられていて、
ウルトラQ全体の中でも、この回は、ちょっと息抜きといった感じの内容みたいだ。


◆・点数60点

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