ウルトラマン 第2話「侵略者を撃て」 [ウルトラマン]

◆・第2話 侵略者を撃て

監督 飯島敏宏  脚本 千束北男  特撮 的場徹

出演 ムラマツキャップ(小林昭二) ハヤタ(黒部進) アラシ(石井伊吉)
    イデ(二瓶正也) フジ(桜井浩子)  星野少年(津沢彰秀)

ゲスト出演 藤田進 幸田宗丸 飯田賢三 緒方燐作 

宇宙忍者バルタン星人(佐藤武志)

◆・ストーリー

 科学センターで異変が起こっているという情報で、アラシが現場に向かったが、
謎の宇宙人により拘束され操られてしまう。直ちに召集された防衛会議の結果、
まず「話し合い」を行う事になるが、宇宙人は地球侵略の目的を明かす。

◆・レビュー

 事件勃発当時に科特隊員が制服姿で寝ているが、アラート態勢という事なのだろうか?

 科学センターへ調査に向かう「アラシ」そして宇宙人と話し合う為に「イデ」いずれも1人の
単独行動乗り込むのは極めて不自然だし、偵察や斥候、交渉あるいは敵対行動としては
絶対にあり得ないし、明らかに失格である。少なくとも2人で行動するはずで、この辺りの
考察が不足しているか勉強不足である。

 まだ正体も何も判らないはずの対策会議の席上の後方の黒板には「バルタン星人」
と書いてある。何故名前が判っているのだろうか?席上、ムラマツが「話し合いによる解決」
を主張するが何の根拠も示さずに「欲しいものがあったら手渡す」なんて、あまりにも
無神経で無頓着な発言で、防衛担当者としてこれまた失格である。むしろ、科学力の差を
考慮して比較したら、戦闘行為は無残な敗北の危険性もあるので、といった説明をした方が
現実的である。

 バルタン星人は20億3千万、これを消滅させるのは記録的な大虐殺になると思うのだが、
侵略者は全滅させる。話し合いで解決しなければ武力行使もやむなしという意思が支配
しているのが判る。当時から現在までのマスコミの「平和キャンぺーン」や左翼政党による
非武装中立論や日教組の狂育方針とは著しく異なる。この辺りに日本人の本音と建前の
ギャップが見れて面白い。

★・点数65点
nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。