ウルトラマン 第38話 「宇宙船救助指令」 [ウルトラマン]

◆・第38話 宇宙船救助指令

監督 円谷一  脚本 上原正三  特撮有川貞昌

出演 ムラマツキャップ(小林昭二) ハヤタ(黒部進) アラシ(石井伊吉)
    イデ(二瓶正也) フジ(桜井浩子)

ゲスト出演 武内亨 灰地順 北原隆 エンベル・アルテンバイ

光熱怪獣キラーラ 砂地獄怪獣サイゴ

◆・ストーリー

 宇宙ステーションV2からの連絡が途絶えた。科特隊が救助に行くと、
乗員たちはQ星からの閃光によって目をやられており、修理が不可能な状態だった。
科特隊は修理の為に必要なBMヒューズがあるQ星に向かうが、そこで怪獣を発見、
宇宙空間で死闘を繰り広げる。


◆・レビュー

 通常の場面では背景の青空に雲が浮かび流れる事から大気がある星には間違いないのだが、
特撮場面になると、なぜか背景が宇宙空間になり、そして怪獣が活動する場面では夜間になって
しまう。これが交互に映し出されるので大いに戸惑う。この星の周期はどうなっているのか?
一体、昼なのか夜なのか?大気のある所と無い所の境目はどこか、また常に一定した状態なのか
移動するのか?不思議づくめの星なのだ。

 ウルトラマンが闘う時は、地球上と同様にカラータイマーが点滅するから大気中だと
思うのだが、なぜか宇宙空間でも点滅し始めるのだ。長い間地球で生活しているから故障
したのだろうか?
 つまり、これらを総合して考えられうる事として、Q星というのは大気のある場所と無い場所が
不規則に混合している誠に奇妙な惑星といえるのだ。

 実際は、人間だけが出ている場面はどこかの岩場でのロケの画像。
怪獣が出ている場面は、スタジオ内のセットを使った撮影。
それらを合わせて使っているようだが、このような矛盾の塊のような環境設定を、何の説明も
なしで平然と描写して放送する神経は凄いと思う。

監督が「円谷一」脚本が「上原正三」である。それがこのような常人では到底理解不可能な
映像のドラマを作ってしまったのは、本当にガッカリである。


★・点数・50点
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