エコエコアザラク TV版・第3話 「リフレインの魔法」 THE REFRAIN [エコエコアザラク]
第3話「リフレインの魔法」THE REFRAIN
監督 服部光則 脚本 岡野ゆうき
出演 佐伯日菜子 北川悠仁 三田あいり 小林正善
堀川早苗 増田雄一
◆・ストーリー
ミサのクラスメートの郁男(小林正善)が淡い恋心を抱く教師の尚美(堀川早苗)が
婚約する事になり、仲間たち(三田あいり・北川悠仁)でお祝いに行く事になった。
その食事の席でフィアンセの沢木竜彦(増田雄一)は、ミサのニードに異常なまでの興味を
示す。沢木は中世ヨーロッパの歴史を研究しつつ、魔術を駆使する事を覚え、その魅力に
取りつかれてしまっていたのだ。
友達を人質にされたミサは、ニードを奪われてしまい危険な状態に追いつめられる。
沢木は自らの邪悪な野望の実現の為に、フィアンセの女教師と、その教え子たちを生贄に
して儀式を行うが、強大な魔力を受け止める力の無い者には分不相応な行いだった。
ミサは、一か所に長く居すぎた事を後悔し、皆の記憶から自分を消し去る魔法をかけてから、
自分を信じていてくれた郁男にニードを渡して学校と友達から去っていく。
◆・レビュー
ミサは災いが自分と周囲の人達に降りかかるのは、自分に魔力がある事が主要因で、
ミサ自身が不幸を呼び寄せ招く存在という疑念をすでに感じている。その結果、周囲の
人々や友達を巻き込んで不幸にしていると自責の念に駆られている。
「一か所に長く居ない方が良い」
「友達を作らない方が良い」
という結論を自らの判断で導き出して、孤高の道を歩む方向性を確認する。
普通の少女になりたくてもなれない運命なのだ。
魔術は使う人間次第で、使った本人に功罪が跳ね返ってくるという。
今回は、魔術に取りつかれて、全知全能の力を手にしようと企んだ男の愚かで無残な末路の
物語である。人の欲望は、どんどんエスカレートする。最初はささやかな希望でも,一つ叶い
二つ叶い、やがて夢が次々と思い通りに実現していくと、魔術の力で無限に願望が叶い、
世の中の全てが入手できると錯覚してしまう。
沢木は、自分が愛するフィアンセと、祝福してくれる教え子達を生贄の儀式に捧げてしまう。
この時点で人間ではなく、悪魔に魂を売りわたして、地獄行きの切符を手にしたようなもので、
運命は決まったといえよう。
【 金のアンクレット、銀のニード、両方を手に入れれば暗黒の神は降臨する。】
だが自分に与えられた能力の容量が少ないのに、それを超える能力を持とうという身の程
知らずの野望には、必ず悲劇的な最期が待っているのだ。そういう点で見ると、研究者の
沢木の役回りは、劇場版の第1作で「菅野美穂」が演じた、バカ笑い少女「倉橋」と共通
している物がある。
★・点数・75点
監督 服部光則 脚本 岡野ゆうき
出演 佐伯日菜子 北川悠仁 三田あいり 小林正善
堀川早苗 増田雄一
◆・ストーリー
ミサのクラスメートの郁男(小林正善)が淡い恋心を抱く教師の尚美(堀川早苗)が
婚約する事になり、仲間たち(三田あいり・北川悠仁)でお祝いに行く事になった。
その食事の席でフィアンセの沢木竜彦(増田雄一)は、ミサのニードに異常なまでの興味を
示す。沢木は中世ヨーロッパの歴史を研究しつつ、魔術を駆使する事を覚え、その魅力に
取りつかれてしまっていたのだ。
友達を人質にされたミサは、ニードを奪われてしまい危険な状態に追いつめられる。
沢木は自らの邪悪な野望の実現の為に、フィアンセの女教師と、その教え子たちを生贄に
して儀式を行うが、強大な魔力を受け止める力の無い者には分不相応な行いだった。
ミサは、一か所に長く居すぎた事を後悔し、皆の記憶から自分を消し去る魔法をかけてから、
自分を信じていてくれた郁男にニードを渡して学校と友達から去っていく。
◆・レビュー
ミサは災いが自分と周囲の人達に降りかかるのは、自分に魔力がある事が主要因で、
ミサ自身が不幸を呼び寄せ招く存在という疑念をすでに感じている。その結果、周囲の
人々や友達を巻き込んで不幸にしていると自責の念に駆られている。
「一か所に長く居ない方が良い」
「友達を作らない方が良い」
という結論を自らの判断で導き出して、孤高の道を歩む方向性を確認する。
普通の少女になりたくてもなれない運命なのだ。
魔術は使う人間次第で、使った本人に功罪が跳ね返ってくるという。
今回は、魔術に取りつかれて、全知全能の力を手にしようと企んだ男の愚かで無残な末路の
物語である。人の欲望は、どんどんエスカレートする。最初はささやかな希望でも,一つ叶い
二つ叶い、やがて夢が次々と思い通りに実現していくと、魔術の力で無限に願望が叶い、
世の中の全てが入手できると錯覚してしまう。
沢木は、自分が愛するフィアンセと、祝福してくれる教え子達を生贄の儀式に捧げてしまう。
この時点で人間ではなく、悪魔に魂を売りわたして、地獄行きの切符を手にしたようなもので、
運命は決まったといえよう。
【 金のアンクレット、銀のニード、両方を手に入れれば暗黒の神は降臨する。】
だが自分に与えられた能力の容量が少ないのに、それを超える能力を持とうという身の程
知らずの野望には、必ず悲劇的な最期が待っているのだ。そういう点で見ると、研究者の
沢木の役回りは、劇場版の第1作で「菅野美穂」が演じた、バカ笑い少女「倉橋」と共通
している物がある。
★・点数・75点
2012-05-18 21:10
nice!(0)
トラックバック(0)