エコエコアザラク TV版 第15話 「復讐」THE REVENGE [エコエコアザラク]

 第15話「復讐」THE REVENGE

監督 清水厚  脚本 林荘太郎  脚本監修 梶研吾

出演 佐伯日菜子・ 趙方豪  高木均・ 清水真実・
    あらいえみこ  白川達士 浜中千歳

◆・ストーリー

 天真爛漫なあどけない少女(清水真実)が交通事故に会う。
加害者は自動車窃盗グループ(あらいえみこ・白川達士・浜中千歳)で、瀕死の少女から
「オルゴール」を奪い、顔に落書きをして逃げてしまう。後には少女の無残な死体が
残っていた。そのオルゴールは、少女がミサにプレゼントしようとした物だった。
ミサは行方不明の妹アンリと重ね合わせて少女に同情して、少女の為に復讐する。


◆・レビュー

 このような窃盗グループのように残虐非道な行いを、まるで遊びかゲーム感覚で平気で
行いながら罪の意識の無い連中は現実に居るから、決して想像の世界の出来事ではない
事が恐ろしい。現在の世の中では、そのような無慈悲な犯罪者でも死刑になるのは稀だし、
刑も著しく軽い。マスコミと法曹界の在り方に問題がある。
 しかし、ここでは、この残虐な犯罪者3人の運命は、同じような悲惨な死か、無様な姿を
一生世間に晒させるという正しい報復が行われているのが救いである。法律が不備ならば、
遺族や関係者達が「報復」「天誅」を下すのを奨励する義務が政府にはあるのだ。

 死んだ者の蘇生手術は第1級手術であり、魔術医学も全知全能ではないとされる。
一生笑い続けるのは第5級手術である。これは下級な手術で、みじめな姿を世間に晒し物に
する、文字通り笑い者にする効果があるようで、まさに天罰とでもいえそうだ。

 グループのリーダーのヤンキー娘(薫)を演じる「あらいみえこ」の怪演が際立っている。
自分勝手で無慈悲な悪女役なのだが、怖いだけではなくコミカルに演じている。
楽しみなバイブレーヤーと思うのだが。ロケ地は練馬区の光が丘公団あたりだろうか?

監督の清水厚は、エコエコアザラクTV版では、第1・2・14・15話の4回、担当したのだが、
第2話の小平麗、第13話のみつき、第15話の薫と、第1話を除き、3作で、女性のヒール役
を起用した内容のドラマを作っている。
 また3作品とも魔法医学や怪しい薬が使われているのは、ホラー物だからなのか、ある意味
、単純明快で愉快だ。第13、14話の脚本は「林荘太郎」である。安直な発想とも見えるが、
魔法医学を駆使する伯父さん(趙方豪)の存在感が出てきて良いと思う。

★・点数70点
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